腎の働きから流産を防ぐ!
流産ってなぜ起こってしまうのでしょうか?流産を経験した後って、あれがダメだったのではないか?とあれこれ自分を責めてしまったりしませんでしたか?
もちろん、どれだけ予防していても、染色体異常など赤ちゃん側の原因もあるので、どうする事もできない部分もあるのですが、自分が原因かもしれないなら、防げるものは防ぎたいですよね?
流産が起こりやすくなってしまう原因の一つとして、「腎」との関係があるのですが、ご存知でしたか?
東洋医学の五行において、身体を5つにわけて、『肝・心・脾・肺・腎』とされており、この腎の部分が生理や妊娠などと深く関わっています。
そして、この腎の働きと流産が関係しているのです。
なので、流産を防ぐためには、まず腎を元気してあげる事がとっても大事です。
腎とは?
五行の腎と言われても、さっぱりかと思うので、まずは腎の働きについて説明していきたいと思います。
- 腎は、生命の根本であるとされており、両親から遺伝として受け継いできたエネルギーの基礎の物質は、この腎に貯蔵されています。
- 腎は身体の中の水と関わりが深く、冷える事が嫌いで、温かいのが大好き。だから温活で身体を温めてあげて元気にしてあげる事もとっても大事です。
身体の水分と関わっているので、腎の働きが弱くなると、むくみや頻尿や下痢なども怒ってきます。 - 発育、妊娠との関わりも深く、生理をおこしたり、妊娠できる状態へと身体を変えていったりと、生殖機能の発育を促進する働きがあります。
- 腎は耳と関係しており、腎が元気なら、音がはっきり聞こえますが、弱ってくると、耳が聞こえにくくなったりします。
- 腎は、「恐れ」や「驚き」の感情とも繋がっていて、腎が弱っている人は、オドオドしていたり、不安感が出やすい傾向にあります。
- 腎はしまい込む働きがあります。何をしまい込むのか?というと・・・
尿、便、経血、胎児などです。
この力が弱まると、尿漏れや不正出血や流産・早産の心配がでてきます。
腎を弱らせるのは?
腎と流産の関係がわかってきたかと思いますが、腎が弱ってくると、妊娠する力が弱まるだけでなく、妊娠できても妊娠を継続するのも難しくなってきてしまうのです。
無事に妊娠して、流産を防ぐためにも、腎を元気にしておく必要があるのですが、この腎、弱ってしまう原因はいろいろあるのですが、一つの原因として「甘い物」があります。
東洋医学において、「甘い物」は「土」の性質があると考えられています。
腎は「水」の性質があるのですが、「土」はこの「水」を汚したり、水をせき止めたりと、抑え込む働きがあるとされています。
この考え方から、甘い物をたくさん摂ることで、腎の働きが抑え込まれてしまい、腎が弱ると考えられているのです。なので、甘い物やジュースなどは控える事をお勧めします。
ちなみに、腎に対応している味は「甘い物」と反対の「しょっぱさ」となっていますので、正反対の「甘い物」は、やはり摂り過ぎないのがいいかと思います。
腎を元気にするには?
腎を元気にするには、まずは冷やさない事が一番です。だって、腎は冷えるのが苦手なんです。なので、まずは冷やさない事です。
腎を元気にする食材も紹介しますね。
- 大豆
- エビ
- 栗
- キャベツ
- 黒キクラゲ
- 黒ゴマ
これらの食材を取り入れて、腎を元気にしてあげましょう!