AMH値は変動する?!
AMHの値、測った事ありますか?
妊活を始めて病院へ行くと、検査の一つとして紹介された事あるかと思います。もちろん、現時点ではこの検査は自費扱いなので、希望しなければ、検査は知ってるけど、わざわざやりたくないと思っている方もいるかと思います。
もし検査したことがあるなら、その数値、覚えていらっしゃいますか?
病院の先生は、この数値の結果によって、妊活の方法をのんびりペースで行うのか?急いで行わないといけないのか?の判断の一つにされているかと思います。
年相応のAMH値だったから安心、数値が低すぎてショックだし、焦らなくちゃだし…となったりと、数値一つに振り回されているかもしれませんが、
結果として、この数値は、変動すると言われています。
AMHの値、どのくらい前に測りましたか?
この値は、測った時点の値となります。なので、毎月測れば、毎月少しづつ変動して、ただずっと下がり続けるという訳ではなくて、上がる月もあれば、下がる月もあると思っていただくといいかと思います。ただ、検査自体は自費なので、毎月測るのも負担にはなります。
妊活が続くようなら、定期的に測ってもいいのかな?と思います。
AMHって何?
AMHって何かご存知ですか?
正式には、「抗ミュラー管ホルモン」と言います。
発育過程の卵胞から分泌されるホルモンの事です。
このホルモンの量を調べることによって、卵巣にある卵子の数を把握する事が出来るのですが、これは加齢によって減少し、治療などで増やす事はできないと言われています。
AMHの値が高ければ妊娠しやすくて、少なければ妊娠しづらいという訳ではないので、そこは間違えないで下さいね。
妊娠へと繋げやすくするのは、卵子の数ではなくて 卵子の質 なのです。
現にクライアント様でも、AMHは0を切っていると言いショックを受けていられた方も、すんなり妊娠されました。
なので、AMHの値が良くなかったと言って、落ち込みすぎないで下さいね。
AMHが変動する理由
AMHは変動するのに、卵巣にある卵子の数は増えないのなぜ?と疑問を持ちませんか?
それは、AMHというホルモンが分泌される過程にあるのです。
原始卵胞
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発育一次卵胞
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発育二次卵胞
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前胞状卵胞
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胞状卵胞
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成熟卵胞
AMHは、過程にある卵胞から分泌されるホルモンなのです。
原子卵胞から選ばれた約1000個の卵子が成長して胞状卵胞となり、より優れた優秀な卵胞が排卵へと向かうのです。
約1000個あった原子卵胞も、胞状卵胞になる頃には20個近くへと減ってしまいます。
この過程で分泌されるのがAMHであり、その時点で成長している卵子の数と考えてもらうのがいいかもしれません。
卵巣を刺激する事で、卵子がどれくらい採れるのか?を示しているだけなので、原子卵胞はたくさんあるけど、そこから成長する卵子はあまりない…、採卵してもほとんど卵が採れない…という方もいらっしゃるのは、このためなのです。
・成長してる卵子が少なければ、AMHは低め
・成長している卵子が多ければ、AMHは高め
という事なのです。
まずは身体に目を向けて
AMHの値もとっても大事ですし、その数値によっては、治療をどうするのか?と判断する一つの重要な検査だと思いますが、その数値に振り回されないで欲しいのです。
そもそもは身体です。
まずは身体を見直して、数値がこのままただ低くなっていくのを眺めているのではなくて、残っている卵たちをいかに質の良い卵子へと変えるために、身体の改善、体質改善を意識してくださいね。
卵子を成長させるのも、育った卵子が受精して着床するのにも、血液が関わってきます。まずは今ご自分の身体の中の血液がどういった状態なのか?よりよい血液にするためには何が出来るのか?そこを見直してあげてくださいね。
ビタミンDを意識的に取り入れる事で、卵胞の発育不全や着床障害を改善させる事ができると言われています。サプリで簡単に!でもいいですが、一番簡単なのは太陽の光に当たる事!太陽に当たるだけで、とっても簡単ですので、自分の身体でビタミンDを作る工夫してみて下さいね!
体質改善、血流改善、妊活のご相談、受付ています!
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