母親は○○であるべき!が妊活の足を引っ張る

母親は○○であるべき!が妊活の足を引っ張る

「母親というものは、こうあるべき!」
という思い、ありませんか?

ドラマに出てくるような、キレイでいつも笑顔で優しくて、子供想いでいつでも寄り添ってくれて、愛情をたっぷり注いでくれる素敵なお母さん!

などと思っていませんか?

そして自分もそんな母親にならなければならない!そうなりたいけど、なれる自信がない…などと思っていませんか?

母親の形なんて、母親の数だけ違います。なのにいつの間にか、子供に愛情たっぷり注いで、自分を犠牲にしてでも子供を守り育てる母親が素晴らしい!母親の鏡だ!というのが、母親のベースであるかの様に社会で扱われるようになっていると思います。

 

だから、それから逸れてはいけないとか、そうなれないなら母親になる資格がない!というような見えないプレッシャーを、社会からかけられているように感じていませんか?

この見えないプレッシャーが、無意識のうちに妊活を妨げている事があります。

 

理想と現実は違う

理想はあくまでも理想にしか過ぎません。
理想と現実は全く違います。

昭和の終わりから平成の時代に育った私は、共働きで家にかえっても誰もいないの普通でした。静まり帰った家に帰り、自分で習い事の準備をして自分で行く。病院に行く予定がある日は、用意されている保険証を持って自分で病院へいき、自分で症状を説明するというのが普通でした。
朝から体調が悪い日は、朝自分で病院へいき、その足で遅刻して自分で歩いて小学校に行くという事が普通で、母親が仕事を休んでとか、遅刻して付き添ってくれるという事はほとんどありませんでした。

かといって、別に子供に興味がないとかではないのです。ただ単に、彼女の中の優先順位が「仕事」だっただけなのです。子供の事で休みにくい仕事だったんだと思います。

なので、私は子供の病院は付き添ってあげたい!という思いが強くあります。
時代的に、学校を遅刻するのに親が連れてこない、早退する児童を勝手に帰らせるなどは、学校側が認めていない時代なので、どんなに忙しくても、付き添わなければなりません。

 

妊娠中、私が思い描く母親の理想では、そういった事全部、面倒だなと思う事なく、子供に寄り添う事ができる母親でした。
でも現実は違います。
正直、学校の門の前で車から降ろすから一人で行って欲しいと思う時もない訳ではありません。笑

 

母親だって、いつも元気でニコニコ笑ってばかりいる訳ではないのです。

普通の人間です。
睡眠不足で疲れている時もあるし、ごはん作りたくない時もあります。
体調が悪くて子供たちの遊びに付き合っていられない時もあるし、イライラして大きな声を出してしまう事もある。
子供たちの声がうるさくて、一人になりたくて、イヤホンしたり、トイレにこもったりとかもあります。
髪の毛もボサボサで、メイクも適当な自分がイヤな時もある。

 

妊娠中に思い描いていた「母親」とは程遠い母親になっています。笑
理想と現実は全く違います。

 

理想の母親になろうとしないで!

こんなに理想とは違う私でも、なんとか「母親」やっています。

自分の理想の母親になれないかもしれないとか、
自分の母親が完璧な人で、あんな母親にはなれないとか、
子供に自分の時間を奪われるのがイヤとか、
ワンオペでボロボロになるのはイヤだとか、
子供の気持ちの寄り添える気がしないとか、

自分の中の理想の母親になれる気がしないから、妊活はしていて赤ちゃん欲しい!ママになりたい!と思っているけど、実は心の奥底では母親になる事が怖いとかなれる気がしないとか思っていませんか?

こう思っている事が、「母親」になる事から遠ざけている事があります。

無意識の中で、妊活が長引く事を望んでいるのです。

理想の母親になんてならなくていいのです。
あなたなりの母親で。

まだまだ母親になって日の浅い私ですが、日々、自分のなりの「母親」をしています。そして、「正解」なんてわからないのです。

もしかしたらあなたは、「間違えてはいけない」「間違うのが怖い」と思っているかもしれませんが、間違わない事なんてないんです。
きっと、子供たちがからしたら、「ママ間違ってる」と思われている事あると思いますが、その都度対応していければいいんじゃないかな?と思っています。

だから、理想の母親像なんて、捨てちゃってくださいね!
あなたにしかできない「母親」になればいいです!

妊活を一歩前に進めるために、まずは「理想の母親像」捨てちゃってくださいね!

 

一人では悩みすぎて疲れてしまった…という方は、カウンセリングも行っていますので、ご相談下さいね!