「冷え性」なのに身体は熱い⁈

「冷え性」なのに身体は熱い⁈

あなたはご自分の身体、「冷え性」だと思っていますか?それとも、「熱がり」だと思っていますか?それとも、両方ともあってよくわからない…と思っていませんか?

足先は冷えてるのに、上半身は汗をかくくらい熱いと感じる時がある場合、実はこれ、「体質」なのではなくて、身体の異常です。

簡単にいったら、巡っていなかったり、足りなかったりです。

少しの意識で改善させていく事ができるので、あきらめずに身体と向き合って下さいね。では、なぜこんな事が、身体の中で起こってしまうのか?説明していきたいと思います。

 

 

上半身は熱、下半身は冷え

東洋医学では、上半身が熱くて、下半身が冷えている事を「上熱下寒(じょうねつかかん)」といいます。読んで字のごとくです。

閉経をむかえ、更年期の症状にも似ているのですが、更年期ではなく、現代的にいうと「冷えのぼせ」です。聞いた事ありませんか?足や下半身は冷えているのに、顔や胸はほてりを感じているという症状です。
更年期のホットフラッシュと似ているのですが、実はこれ、同じではないのです。なので、冷えのぼせを感じたからといって、「更年期なのかな…?」「生理が終わりに近づているのかな…?」などと思って、焦らないで下さいね。これは誰にでもおこり得る症状なのです。

そして、この誰にでもおこり得る症状は、「身体が冷えている事」によって起こっていあり、「重い冷え性」なのです。

 

この症状は、身体が冷えてしまった事によっておこる、身体の反応です。
私たちの身体は、冷えきってしまうと、生命の危機に脅かされます。そうならないために、残っている身体の中の熱を使って頭(脳)を守ろうと働き始めます。身体にとって頭はとっても大事な場所ですので、まずはそこの温度を保つことが先決なのです。

なので、末端などの手や足の温度を下げて、上半身へ熱を持っていくのです。そして、この状態が続く事によって、体温を調節する自律神経の働きが乱れてしまい、身体の中に熱と冷えが混ざっている状態になってしまうのです。

理科の実験などで、やりませんでしたか?冷たい水は下、お湯は上へ行くと言った状態です。かき混ぜなければ適温になりませんよね?その状態が身体の中で起こっているという事です。(今はお風呂のお湯は設定された温度で出てきますが、水とお湯を混ぜてお湯を溜めていた私の子供の頃は、この状態をよく経験しました!笑)

 

なぜ、上熱下寒が起こるのか?

根本的な原因は身体が冷えている事によって起こるのですが、なぜこんな事が起こるのでしょうか?
いくつかご紹介しますね。

・寒さにより血液の巡りが悪くなる

・ストレスによる「気」「血」の巡りが悪くなる

・胃腸の疲れによる「気」「血」の不足

こういった体調の不調が身体の中に熱と冷えを混在させてしまい、冷えのぼせを発症させてしまうのです。「冷え性」と軽く考えて、冬が終われば気にならなくなる!と思わず、冷えが発展してさらなる冷えに繋がる事を知っておくのも大事です。

これらの症状、放っておくと、「不眠・イライラ・めまい・肩こり・頭痛」などを引き起こしますので、そうなる前に、改善してあげましょう!

では、これらの症状の改善策、お伝えしますね。

 

 

*「気」は身体のエネルギーと思っていただくとわかりやすいかと思います。

 

冷えのぼせ改善策!

「寒さにより血液の巡りが悪くなった方」

冬の寒さや夏場の冷房などで身体を冷やすと、血流が悪くなるのです。(血液の働きの一つとして、熱を運ぶという働きがあります。)これによって「冷え」が生じます。

もし仮に冷えずに冷えされた事で、血液の流れがゆっくりになると、滞ってしまい、そこで「熱」を生じてしまいます。「熱」は上に行く性質があるので、頭などが熱くなり、下半身は冷えてしまいます。

 

症状としては…

・皮膚のくすみ
・手足の強い冷え
・痛み(関節、頭痛、生理痛…)
・舌の色が暗い、顔色が白い      など。

 

改善するための食材

・米
・なつめ
・山椒
・鶏肉
・黒糖
・玉ねぎ
・南瓜
・黒きくらげ            など。

 

「ストレスにより気・血の巡りが悪くなった方」

ストレスを感じ続けたり、過剰なストレスを受けると、身体の中の巡りが悪くなります。ストレスと「肝」の働きが関わってくるのです。
肝は、ストレスなくのびのびとしていたい性格です、そしてこの肝は、身体の気の巡りをスムーズにする働きがあるのですが、ストレスを感じ続けたり、過剰なストレスを感じると、この働きをきちんと行えなくなってしまい、結果として、巡りが悪くなってしまい、「冷え」てしまうのです。

 

症状としては…

・怒りっぽい
・イライラ
・肩こり
・喉の詰まった感じ
・頭痛              など。

 

改善するための食材

・ミント
・ジャスミン茶
・そば
・春菊
・三つ葉             など。

 

「胃腸の疲れによる気・血の不足の方」

身体の中にある「気」・「血」は身体を温める働きあります。この「気」「血」は、胃腸から摂る栄養から作られるのですが、胃が弱ってしまい、十分に作られなくなると、不足していまい「冷え」を作ってしまいます。
では、たくさん食べれば良いわけではなく、たくさん食べる事により消化不良になってしまうと、逆に胃に残ってしまい、そこから「熱」を作りだしてしまうのです。

 

症状としては…

・食欲不振
・お腹の張り
・軟便・下痢
・疲れやすい            など。

 

改善するための食材

・鶏肉
・米
・きのこ類
・いんげん
・かぼちゃ
・クコの実             など。

 

 

まずは一度、ご自分の身体の状態がどんな状態か?どこが冷えていて、どこが熱いのか?ただ単に冷えているだけなのか?など、観察してみて下さいね!
妊娠するために、元気な身体を作る事が一番の妊娠への近道をなりますよ!

 

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