冬こそ妊活に最適な季節!

寒くなって、冬になると、妊活に不向きと思っていませんか?

 

冷え性の方は、冷えが気になるし、、体温が思うように上がらなかったり、寒いから運動不足になったりするので、身体としては血流が悪くなっていそうなイメージですよね?

でも、冬こそが妊活に最適な季節なのです!
このチャンスは活かしましょう!

 

ではなぜ冬が妊活に最適な季節だと思いますか?

 

東洋医学では、すべての物は5つに分けられると考えられている5行学説というものがあります。

木・火・土・金・水
て聞いた事ありませんか?

この5つに分かれているところに、身体や季節も当てはまると考えられています。

 

 

身体は、肝・心・脾・肺・腎となり、季節で考えると、春・夏・梅雨・秋・冬となります。
この冬の腎の働きの一つとして、成長、発育、生殖を促進するというものがあり、妊活と繋がるという事なのです。

女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢で身体に変化が起こるという話を聞いた事ありませんか?

これは、今から2000年も前に書かれた書物、『黄帝内経・素問』に書かれている内容で、腎のエネルギ―から見た身体の年齢変化として、「女性は7の倍数」、「男性は8の倍数」の年齢の時に節目を迎え、身体に変化が訪れるという記述があるのです。

 

女性の身体の変化についてですが、

 

7歳、歯が生え変わり、髪が伸びる。

14歳、月経がはじまって、子を産めるようになる

21歳、親知らずが生え、身体が成熟する

28歳、女性として身体が最も充実する

35歳、顔の皮膚に艶がなくなり、髪の毛が抜け始める

42歳、白髪が生え始める

49歳、閉経、子供を授かる事が難しくなる

※ちなみに、節目年齢は個人差がありますので、あくまでも一つの目安と考えてください。

 

腎のエネルギーについて知らなくても、成長と関わってきているなという事がわかっていただけるかと思いますが、生理をスタートさせたり、妊娠、閉経と女性の身体の変化が起こる時には、腎のエネルギーが関わっています。

この腎のエネルギーが十分にない場合は、初潮がなかなか来ないといった事がおこりますし、成長の過程で言えば、歯が生えるのが遅い、歩き始めるのが遅い、言葉が出てこない、おねしょがなかなか治らないなどと言った事とも関わってきます。

これだけ腎は身体の変化と関わってきています。

 

そしてこの腎には、両親の遺伝により受け継がれた物質が貯蔵される場所とも言われています。西洋医学では、遺伝子として考えられていますが、東洋医学だと少し意味合いが違ってきますので、わかりにくいかもしれませんが、「そうなんだ」くらいに思ってくれればいいです。

腎は生命の根本なのです。

なので、女性の生理や妊娠に限らず、男性の生殖機能についても同じように考えていただければと思います。腎が弱っていれば、生殖機能の低下が考えられ、精子の運動率があまり良くなかったり、数が少ない、変形しているなどという事が起こってきます。

腎について少しわかっていただけたかと思うのですが、ではなぜ、冬なのか?
冬の季節に対応しているというだけなのではないか?と思いますよね。

なぜ冬が妊活に最適なのか?

冬は寒いし、冷えるし、血流が悪くなるイメージだと思いますが、東洋医学においての冬について説明していきますね。

冬は、気候が寒く、水は凍り、自然界・動物界では冬眠状態となります。
この状態を封蔵と考えています。

封蔵とは、字のごとくなのですが、封じ込めて貯蔵することです。

蓄えると思っていただければいいと思います。来る春に向けて、春に身体の臓腑がよく働くように、身体の精(エネルギーと思って下さい)を貯蔵する働きがあります。

 

「冬」という季節は寒くてやだな…と思っていたかもしれません、「冬」は身体の中ではこうやって、エネルギーを蓄える事をしていたのです。

腎のエネルギーが蓄えられている冬はこういった意味で、妊活に最適な状態なのです。

腎が一年の中で一番活発に動いている季節なので、血流悪くなるから妊活に向いてなさそうと思わず、腎が一番元気に働いてくれるこの季節こそ、妊活に最適!と思って前向きに進んでくださいね!

冬の頑張りが春に芽を出しますよ~!