漢方薬の飲み方を知って妊娠体質へ
妊活を始めてから、様々な方法で体質を改善しようと、取り組みだしていませんか?その中の一つとして、漢方を選ぶこともあると思いますが、漢方の効果的な飲み方を知っていますか?
適した時間で飲む事で、より漢方の効果を引き出す事ができますので、適した時間に服用して、少しでも早く体質改善の効果を感じて下さいね!
漢方って何?
漢方薬は実は日本でできたのものです。
中国の医学が伝わってきてから、日本人に合わせた処方や診断などで、飲みやすいように作られたものが漢方薬なのです。この漢方は、天然の物をそのまま利用して作られており、副作用が少ない作りになっています。
逆に普段身近にあり、一般的に処方されたり、ドラッグストアなどで手軽に買えるもののほとんどは、西洋のお薬です。この西洋のお薬は、漢方で使われている天然の物の中から、薬効成分だけを抽出してつくったり、化学構造などが解明されていくにつれて、自然界にないものを化学合成することによって、より効果のある物を作りだしているので、副作用が出てしまう事もあるという事なのです。
漢方はいつ飲むの?
この漢方ですが、飲み方ってご存知ですか?
漢方は一般的には食前に飲むというような事が言われていると思いますが、なぜ食前なのかご存知ですか?
食前という事にはちゃんとした意味があります。
漢方薬を食前に飲む理由は、漢方薬の成分の吸収を良くするためです。漢方薬の薬効成分は腸内細菌によって分解されるのですが、食後では腸内細菌の餌となるものがたくさんあるので、薬効成分が吸収されにくくなってしまうのです。ですので、食前に飲むことをおすすめします。
ただ、お薬の種類によっては、食前ではない物もありますので、少し紹介しますね。
- 一般的には、食前の1時間前
- 刺激性のあるものは、食後
- 慢性病は定時に服用
- 急性は時間指定なし
漢方薬はできれば、お水ではなく、ぬるま湯などで服用してくださいね。
漢方の妊活への効果
妊活で気になる身体の症状としては、冷えや卵子の質が良くない、血流が良くない、生理痛が重い…など、それぞれあるかと思いますが、漢方でこれらを改善させていく事は可能です。
自分の身体に合った漢方を服用していれば、冷えが改善して、基礎体温が安定してきたり、体温が少し上がってきたりなど、嬉しい変化が出来てます。
血流が改善されてくれば、卵子の質が上がってきたり、子宮内膜がきちんと厚みを保てるようになったりなどもあります。
さいごに
漢方薬は、ドラッグストアで市販されているものは手軽に始められますし、身体を変える事ができます。ただ、効果が出るまでは時間がかかりますので、1~2週間だけ服用して効果が出なかったとは思わないずに、最低でも1か月は続けてみてくださいね。
もちろん、病院で処方してもらう事もできます。漢方専門の漢方薬局で身体に合わせて処方していただく事も可能ですが、こちらは手軽に始められる値段ではない事もありますので、ご自身で始めやすい形でトライしてみるのがいいかなと思います。